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リクエスト②

【狼な君、ジェラシーで】

リクエストで狼なルークくんと喰われるドク先生。

 


「ちょっ、ちょっと何するんだい?!私は今帰って来たばかりなんだけど!」

「…そんなこと、俺には関係ないよ。ギュスターヴ、俺の顔を良く見ろ」

帰って来ていきなり寝室に連れ込まれればシャワーを浴びる隙すら与えてくれず恋人である歳下のジュリアンは私の両手首をベッドに押さえつけてくる。

青くて綺麗な瞳はいつもより幾分か怒りのせいか、少しだけ目が充血しているように見えた。

「な、何をするんだよ!私が何をしたんだ、はっきり言わないと分からないだろう?君だって子どもじゃないんだから!」

「あなたはそうやってすぐ俺のせいにする、ギュスターヴ、あなたは誰のものだ?俺の恋人だろ?!誰にでもニコニコするなよ、もう俺の前以外で笑えないように教え込んであげる」

「なにをっ…」

「黙ってギュスターヴ、痛くされたいなら話は別だけど」

唐突にジュリアンは私の唇にキスを仕掛けて舌を割り込ませてくる。苦しいくらいの口づけは『始まりの合図』だと言うことに気がついたのは少し経ってからだった。

 


「じゅ、ジュリアンっ…?!そんなところばっかやだっ…」

「あなたに否定する権利はないんだって何度言わせれば分かるんだ?俺はすごくあなたに腹を立てている。ギュスターヴ、あなたは立場を理解した方がいい。慣らさないで挿れて欲しいなら話は別だけどね」

「んっ…、くっ、ジュリアンの、ばかっ…」

必要以上に私の入り口を舌で愛撫してくるこのジュリアンはやはりいつもより様子がおかしい。

私、何かしたのか?

「本当にあなたは良い意味でも悪い意味でも鈍感だよ。ギュスターヴ、罰だ。今日は生でするから。あなたが泣いて『嫌だ』と言ってもやめないから」

「き、君は何をそんなにっ…」

「あとで教えてあげるから今は黙っててよ。ギュスターヴ」

解された入り口にジュリアンの熱い固りが押し当てられる。いつもなら避妊具を付けてくれるジュリアンも、今日はそのまま私の中に挿れてくる。

「っ…、あ、あぁん、じゅ、じゅりあんっ…」

「やっぱり生は気持ちいいね。ギュスターヴ、俺はあなたを酷く抱いて中に出したい。だってあなたは俺を怒らせた。あなたは俺以外の人にニコニコ話したりするんだもん。分かるかな?ギュスターヴ、俺は妬いてるんだ。あなたの周りにある全てにね」

「そ、それは仕方ないっ…、んっ、痛っ…」

「仕方がない?仕方がないって何?あなたは誰のものだ?俺だけの人だろ?跡を残すだけじゃ足りない。足りないんだっ…、だからギュスターヴ、俺を全部受け入れて」

首筋を噛まれて少しだけ血が流れ出てることに気がついた私はジュリアンの瞳を見つめた。情欲の色はより深く、そして燃え上がっているのに私は気づいてしまった。

私の首筋をぺろりと舐めて血を綺麗にしたジュリアンは深く私の中を抉るように突いてくる。

「あっ…!あんっ、ジュリアンっ…、駄目っ、そこばかり、やらっ、やめっ…やめてっ…!んんっ、」

「やめてって言ってるくせに俺を締め付けてくるのは嬉しいからでしょ?ギュスターヴ、俺に生でされてる気分はどう?汚された気分?それとも嬉しいの?教えてよ?ギュスターヴ先生?」

「っ………」

「聞こえないよ?ほら、俺に分かるように教えてよ。じゃないともっと酷くしちゃう」

「生、気持ちいいのっ…!もっと私を蹂躙して、もっと君の所有の跡を私に付けて、私は君だけの恋人だからっ、ジュリアン、好きっ…」

「可愛いよ、ギュスターヴ。ほら、俺の上に跨がって好きなだけ腰を振っていいよ。あなたは俺だけの恋人だ、誰にも触らせないし誰にもあなたの笑顔を見せたくない。ギュスターヴ、好き、大好きっ…」

ジュリアンの上に跨がればより深く私の中にジュリアンの熱が入り込んでいく。硬度はずっと保たれたまま、私は自分の感じる所に当たるようにひたすら腰を振っていく。

「あっ、あ、ジュリアン、ジュリアンっ…、すごい、君のすごい当たるの、気持ち良いっ、んんっ…!」

「可愛いなぁ本当に。ほら、俺も限界が近いから一緒にイこうか、ギュスターヴ、俺だけのギュスターヴっ…」

「あっ、あぁ、出てる、君のが私の中にいっぱい出てるっ、は、はぁ…ジュリアン、ジュリアンっ…」

気がつけば求めていたのは私の方。

喰われたいと望んでいたのは私の方だった。

 

 

「ギュスターヴ、その、ごめんなさい」

「何で謝るんだ?」

「その、手首に跡残ってるし首に噛み跡付いちゃったし、生でしちゃって…。俺、本当にあなたのことになると理性が無くなるんだ」

シャワーを浴びてベッドに潜り込む頃、ようやくいつものジュリアンに戻ったのか、ジュリアンは私の顔を申し訳なさそうに見つめてくる。

「私に原因があったんだろう?なぁジュリアン、私はどうして君をそんなに妬かせたんだ?教えてよ」

「…あなたにとっては些細なことかも知れないけれど、今日あなたは俺が近くに居たのにも関わらず他の隊員たちと仲良く話していたんだ。それでその、頭に血が昇ってしまいました…」

…可愛い子だよ、本当に。

こんなおじさんに妬いてくれる君は可愛い可愛い狼さんだね?まったく。

…私の身体が持たないんじゃないのか?

「ジュリアン、私が心も身体も許しているのは少なくとも君だけだから安心しなさい。ジュリアン、私は君を愛してる。だからすぐに思ったことは言いなさい。もうこんな抱かれ方はごめんだからね、次抱いてくれるときはいつもみたいに優しくしてよ、可愛いジュリアン?」

「…時々、あなたが末恐ろしくなる。そんなあなたも俺は大好きなんだけどね…」

「そう?ならいいじゃないか。ジュリアン、キスしてくれないか?君の顔を見ながら優しくキスされたい」

「うん、喜んで」

私はジュリアンからの口づけをゆっくりと受け入れて行く。大好きな君の体温と、そして柔らかな匂いに包まれながら君の広い背中に腕を回していく。

大好きだよ、狼さんなジュリアン。