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ゲリラ投稿①

【苺と彼】

イェーガーは深いため息をついて、目の前に座るバンディットを見つめた。

「お前俺のイチゴ食べただろ!!またそうやって人の好物を勝手に奪い去るんだから、この泥棒猫!」

「いいじゃねぇか、食べないお前が悪いんだから」

「そうやってお前は…!!」

「マリウス」

バンディットはイェーガーの唇にちゅっとキスをする。

黙らせたい時には名前を呼び、そしてキスをする。

それが一番だと互いにはわかっていた。

「…甘いな」

「あ、当たり前だろ?!苺食べた後にキスしてんだから」

「…怒ってるマリウスもキスするときに目を閉じてるお前も可愛い。全部好きだぜ」

「…う、うっせ…!」

「素直じゃないんだから」

苺のようには甘くなれないけど、せめて好きな奴の前では可愛くいてやろうとイェーガーは心の中で誓ったのだ。