穴龍の里

穴龍がr6sのSSをupする欲望の吐き捨て場。

レインボーシックス小話①

レインボーシックス小話】


①ドク×ルーク
『初めての×××』


「…ジュリアンっ…」

十歳以上歳下の恋人の名前を愛しげに呟いたギュスターヴはジュリアンをベッドの上で愛しげに抱き締めていた。

「苦しっ…」

ジュリアンはギュスターヴの熱を必死に受け入れていた。恋人になってから約一年。ギュスターヴはずっと前からジュリアンと一つになることを望んでいた。

ずっと頑なに拒んでいたジュリアンもようやく覚悟を決めたのか、『ギュスターヴになら初めてを捧げたい』と恥ずかし気に顔を赤らめて彼を求めた。

…お互いに、男同士は初めてだった。

女性のように柔らかくはない身体を丁寧に愛撫しながらギュスターヴはジュリアンの額、頬、唇、首筋にキスをしていった。

ギュスターヴにとってジュリアンは誰よりも大切で宝物で、愛しい恋人だ。いつだって『自分より他人』なギュスターヴにとって今の状態はぎりぎりだった。

「ジュリアン、大丈夫か…?」

自身の熱をジュリアンの中にゆっくりと進めていく中、彼の頬を優しく撫でてやれば彼は青い瞳からほろりと涙を零して吐息を漏らす。

「ギュ、スターヴっ…、好きだっ…」

「…っ…!」

その言葉はギュスターヴの最後の砦であるなけなしの理性を崩壊させるには充分すぎるものだった。

ジュリアンの中に自身の熱を挿れきった所でギュスターヴは彼の唇に軽くキスをしたのち、耳許で小さく囁いた。

「…ジュリアン、動いても良いか?」

低くて掠れた甘い声にジュリアンはゆっくりと顔を赤らめて静かに頷きながら呟いた。

「う、んっ…、いいよっ…、お願いっ、ギュスターヴっ…」

ギュスターヴは微笑みながらジュリアンの中に挿れた自身の熱でゆっくりと彼の中を感じていく。

「んっ、君の中は本当に熱いなっ…」

「そんなことっ、言わないでっ…」

「ずっとこうしたかった、ジュリアン、私は君が大好きで愛しくて…、誰よりも大切だ」

その言葉を聞いたジュリアンはギュスターヴを見つめて嬉しげに瞳を細めていく。自身の中をゆっくりと動いている熱と大きさは確かに苦しくて受け入れるだけで精一杯だ。

だけどジュリアンにとってその辛さですら幸せに感じるのは相手がギュスターヴだからだろう。弧を描いた瞳を見つめたギュスターヴは徐々にジュリアンが甘い声を漏らしていたのに気がついた。

「あ、んっ…、少し変だっ…」

「変…?あぁ、気持ち良いの間違いじゃないのかな。ジュリアン、少しだけ強く動いても良いか?」

「んっ、はっ…、いいよ、あなたが好きなようにっ…」

「…ありがとう、愛してる…」

ギュスターヴは深く深くジュリアンの唇にキスをして彼の中を感じていく。そしてまたジュリアンも与えられる痛みから幸せと優しさを感じてギュスターヴの愛撫に身を任せていった。

 

 


太陽の陽射しがカーテンからちらちらと漏れて眠る二人を優しく照らす。一番最初に目を覚ましたのはジュリアンだった。

隣に眠るギュスターヴの顔と自身の腰の鈍痛にジュリアンは顔を真っ赤にしながら心の中で呟いた。

(…本当に俺、ギュスターヴと…)

それは現実で、昨夜の記憶は鮮明に蘇ってくる。優しく掠れた甘い声、全身に注がれた愛情は惜しみなく自分自身に向けられたものなんだと、眠るギュスターヴを見てジュリアンは思ったのだ。

「…ギュスターヴ、苦しかったけど…幸せだった。愛してる…」

「…愛の告白なら、私が起きてる時にして欲しいものだね。ジュリアン」

「っ…!お、おはようございます…」

「おはよう、ジュリアン」

ギュスターヴは微笑みながらジュリアンを背後から抱いて彼の手を握りしめる。

「お、起きてるのなら声をかけてくれれば良かったのに…!」

「君の可愛い愛の告白を聞いていたかったんだ。身体は大丈夫か?」

「…察してよ、ばか」

「本当に昨日の夜は幸せだった、いつも以上に君が近くて本当に幸せだったんだ。ジュリアン、私は君が何よりも大切だ。だからこれからも…」

背後からギュスターヴはジュリアンの唇にちゅっとキスを仕掛けて微笑んだ。

「私の側に居て、私の隣で笑って泣いて欲しい。ジュリアン、愛してる」

ーーこの人が俺の隣に居てくれるだけで俺は幸せなんだーー・・・

ジュリアンはギュスターヴの顔を見つめながら太陽に負けないくらいの笑顔を浮かべてゆっくりと頷いたのだった。