穴龍の里

穴龍がr6sのSSをupする欲望の吐き捨て場。

意地悪系歳上彼氏


【意地悪系歳上彼氏。】


フューズ×グラズの話。

 


二人きりの部屋で、フューズはグラズを背後から抱き締めながら彼の懐に手を伸ばす。ボタンが外しやすいパジャマを着ていたグラズは簡単にフューズの手によって脱がされて、今はお互いに上半身裸の状態であった。

「グラズ、どうされたい?」

フューズの声は耳の弱いグラズの鼓膜を震わせる。抑揚のないフューズの声はグラズの弱点で有り、彼と身体を重ねる際にはいつも彼の声で耳を犯される始末である。

「…お、俺がどうされたいかなんて…あんたが一番分かっているだろう…!」

「…そうだな、だけどお前の口から聞くのが楽しいんだろう?」

フューズへ普段から無口でぶっきらぼうなくせにグラズを抱く時だけは酷く雄弁になり、そして彼に対して意地悪くなるのだ。

グラズは唇を噛み締めながら背後から抱き締めてくるフューズの手を握りしめて言葉を漏らす。

「触って」

その言葉にフューズは口元に笑みを作りながらグラズの下半身に手を伸ばしてそっと触れながら呟いた。

「俺がそう簡単に触ると思うのか??」

「…っ…!」

「グラズ」

彼がグラズの耳元で囁いた言葉はこの世のどんな言葉よりも深く、そして確実にグラズの心に突き刺さったのだ。

 

 

 

 


「俺の前で一人でして、イク所を見せてくれないか?」


その言葉にグラズは身体をぶるりと震わせながらもおずおずと頷きながらそっと下半身に触れていったのだ。


***

 


「いやらしいな、お前のそれは」

「うるさっ…」

「濡れてる。俺に弄られていると思いながら触ってるんだろう?今日はお前の自慰が見たい気分なんだ。ほら、もっと触れよ」

フューズはグラズの自慰を背後から嬉々とした表情で見つめていた。グラズの耳元で意地悪な事を呟けば彼が悦ぶ事をフューズは知っていた。

「い、意地悪っ…、んぁ…」

「毎日夜、お前を抱くたびにずっと意地悪したくて仕方なかった。自分でするのは久しぶりか?」

「聞くなっ…」

「…反抗的」

フューズはグラズの耳朶を甘く噛みながら彼の耳を舌で遊ぶ。フューズの舌の熱を感じればグラズは身体をびくりと震わせる。

 

「や、めてっ…」

「嫌だ、やめない」

「俺が弱いの…知ってるくせにっ…」

「濡れてる、硬くなってるんじゃないのか?」

「お願い…触ってくれっ…!」

「嫌だ」

「どうしてっ…!」

「言っただろう?今日はお前に意地悪したい気分だってな。グラズ、ほら、出そうなんだろう?」

フューズの声と熱い吐息はグラズの耳元を、そして硬く勃ち上がっていた彼のそれを刺激するのには充分すぎたのだ。

ぐちゅりと水音が響き渡る。

グラズのそれはそろそろ吐き出したいと言わんばかりに膨れ上がっていた。我慢強い彼の性格であったとしても、そこだけは我慢できないようだった。

「出したっ…い、で、るから…っ」

「グラズ」

「んっ、な、に…」

「…可愛い」

「いじわるっ…、優しいのは、反則だろっ…」

フューズの言葉で簡単にグラズは己のそれから精をたっぷりと吐き出した。出すたびに身体を震わせるグラズの首元にフューズは自身の所有物だと言わんばかりに首元に跡を残していった。


***


「あんた、本当に悪趣味だよ…」

「そんなに怒らないでくれ」

お風呂から上がった二人はベッドに腰をかけて互いの顔を見つめあっていた。

グラズはフューズにされた意地悪を根に持っていたのか、そっぽを向きながら彼から眼を反らす。

フューズはそんなグラズの頭を優しく撫でて微笑んだ。

「好きだから意地悪したんだ、悪かったって。しばらくは優しくするからこっち向いてくれないか?」

「…本当か?」

「あぁ、だからこっち向いてくれ」

「…仕方ないな…って…うわっ、んっっ…」

振り向けばフューズはグラズの唇をいとも簡単に奪い去り、そして深く深く重ねていく。結局は不意打ちもキスも、彼の言葉にもグラズは弱かった。

大好きな人に抱き締められながらグラズは甘いキスを堪能していったのだった。